その他の疾患
その他の疾患

皮膚の感染症で、黄色ブドウ球菌と溶連菌の二種類が主な原因です。薄い水ぶくれやジュクジュクした発疹が、飛び火のように広がります。夏に多く、虫刺されやあせも、湿疹を掻いた傷などがあると起きやすくなります。かゆみがあるため、かいて水疱が破れて手指についた菌が皮膚のほかの場所に感染して増加していきます。抗菌薬の軟膏を塗りますが、どんどん広がる場合は内服の抗菌薬も使用します。かゆみを抑える治療をすることもあります。皮膚が直接接触するとうつる恐れがあるので、治るまで水泳やプールは控えましょう。
伝染性軟属腫ウイルスに感染して、小さな半球状のいぼが皮膚に現れます。表面はつるっとして、真ん中が少しへこんでいるのが特徴です。痛みやかゆみはあまりありません。かき壊すと皮膚のほかの部分に増えてしまいます。皮膚の直接接触や、タオルの共有、プールでの浮き輪やビート板などを介して感染が広がることがあります。プールに入ること自体では感染はしませんが、接触の可能性があるため、プール禁止とされることも多いです。
自然に治りますが、半年から1年くらいかかることもあります。数が増えてくる場合や水泳などを早く再開したい場合などは積極的に治療を行うこともあります。治療法は、専用のピンセットでひとつずつつまみ取る方法が一般的です。数が多い場合は液体窒素で凍結させて取る治療法や漢方薬を併用する場合もあります。また水いぼに専用の塗り薬を塗布して治療する方法もあります。
首、腹部、背中、わきの下など汗が出やすい場所にできる小さな発疹の集まりで、かゆみがあります。汗が分泌される汗腺が詰まることで起こります。汗をかいたらシャワーやタオルで皮膚を清潔に保つことが有効です。広範囲のときはステロイド軟膏を塗ると効果があります。
蚊・ブヨ・アブ・ダニ・ハチ・毛虫などに刺されることで起こる皮膚の反応です。赤み・腫れ・かゆみが主な症状で、子どもは大人より症状が強く出やすい傾向があります。かきむしることで症状が悪化したり、とびひになったりすることがあるため、なるべくかかないようにすることが大切です。蚊に刺された場合には市販のテープのかゆみ止めを貼ることでかいてしまうことを予防できます。冷やすことで痒みや腫れが和らぐことがあります。毛虫が原因の場合は、直接刺されていなくても飛散した毒針毛によって症状が出ることもあります。小さな赤い発疹でかゆみが激しく、やや広範囲となる場合もあります。
ステロイド外用薬やかゆみに対する抗ヒスタミン薬の内服が有効です。ハチに刺された場合は特に注意が必要です。以前にハチに刺されたことのあるお子さまが再度刺された場合、アナフィラキシーを起こすことがあります。じんましん・呼吸困難・ぐったりするなどの症状が出た場合は、すぐに救急車を呼んでください。
顔面、首、胸部、背中など皮脂が多い場所にみられます。毛穴に皮脂や角質が詰まってにきびとなり、アクネ菌が増殖すると炎症も起きます。ホルモンや睡眠不足、食生活も関係します。セルフケアとしては皮膚を清潔にし、保湿をすることや触ったりつぶしたりしないことが大切です。ビタミンBやCをしっかり摂取しバランスの良い食事を心がけ、睡眠を十分にとりましょう。クリニックでは外用薬として毛穴のつまりを改善する薬や抗菌・殺菌作用のある薬を使用します。ビタミン剤や漢方薬、抗生物質の内服を併用することもあります。
夜尿症とは5歳を超えても1か月に1回以上の夜間のおもらしが3か月以上続く状態です。睡眠中の尿量が多いこと、膀胱に貯められる尿量が少ないこと、膀胱がいっぱいになっても尿意で目が覚めないこと(覚醒障害)などが原因と考えられます。これらの原因は成長に伴って改善されることが多いですが、夜尿の頻度が高い場合やお子さま・ご家族が悩まれている場合は治療を行います。飲水量や食事中の塩分量、排尿の指導などを行います。さらに夜間尿量を抑える薬の服用や、夜尿があるとアラームでお子さまに知らせる治療などを行います。
自律神経の働きが不調になる状態で思春期に起こりやすいです。たちくらみ、午前中の調子の悪さ、疲れやすさ、頭痛や腹痛などが起こります。重症になると日常生活や登校にも支障をきたします。症状の問診と起立試験(立った状態での血圧と脈拍の変化を確認する検査)を行って診断します。治療は生活リズムに気をつけたり、学校との連携を行ったり、内服薬を使用するなど、複数の方法を組み合わせて行いますが、長期となることも多いです。ただ多くの場合は年齢とともに改善します。
4歳未満の小さなお子さまに多い、血管に炎症が起きてしまう病気で、今でも原因は不明です。高熱、目の充血、唇やのどの赤み、発疹、手足の先端の赤み・腫れ、首のリンパ節の腫れという特徴的な症状から診断します。免疫グロブリンという薬を投与すると症状が改善し、後遺症も少なくなります。川崎病の治療は入院で行います。
高い気温や湿度の中にいると、体内の水分や塩分のバランスがおかしくなりくずれ、体温調節が効かなくなって身体に熱がこもるため、様々な異常が起きます。最初の症状はめまい、手足のしびれなどです。涼しい場所に移動し、安静にしてスポーツドリンクなどを摂るようにします。それでも改善せず、気持ち悪さ、頭痛、力が入らないなどの症状がみられたらすぐに受診してください。受け答えがおかしい、意識がない、けいれんなどのときは救急車を呼んでください。予防には、こまめな水分補給・日差しの強い時間帯の屋外活動を控える・通気性のよい衣類を着用するなどが有効です。
お子さまは転倒などで頭を打つことも多いですが、ほとんどが軽症で様子をみるだけで問題はありません。しかし高い所からの転落や交通事故など大きなエネルギーが加わったとき、意識障害があるとき、打った場所がひどく腫れているとき、いつもと様子が違うと感じられたときは検査が必要となる可能性がありますので早めに受診しましょう。特に症状がないように思われた場合でもご心配なときは受診してください。
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