皮膚の症状
皮膚の症状

皮膚に赤み・ぶつぶつ・水ぶくれ・斑点・潰瘍などの変化が現れた状態を発疹といいます。どのような発疹か、どこから始まったか、急な出現かどうか、発熱や風邪症状の有無などから原因を考えていきます。
突発性発疹
生後6か月〜2歳ごろに多い病気です。3〜4日の高熱が続き、熱が下がるタイミングで体幹から赤い発疹が広がります。痛み・かゆみはなく、2〜3日で自然に消えます。
水痘(みずぼうそう)
水痘・帯状疱疹ウイルスの感染症で、かゆみのある水疱が全身に出現して、2~3日でしぼみ、かさぶたになり、1週間程度で治ります。熱が出ることもあります。新しい発疹が次々に出現するため、様々な段階の発疹が混在するのが特徴です。すべてがかさぶたになるまで感染力があります。抗ウイルス薬での治療とワクチンによる予防が可能です。
麻疹
麻疹ウイルスによる感染症で、非常に高い感染力があります。発疹の前に熱と咳、鼻汁、目の充血が出現します。2-3日で一度解熱しますが、再度発熱し、このときに強い赤みのある発疹が顔面から出はじめ、全身に広がっていきます。MRワクチンによる予防が有効です。
風疹
風疹ウイルスによる感染症で、発熱と同時に発疹がみられます。赤い発疹が顔から始まって、全身に広がり、3日間ほど続きます。MRワクチンによる予防が有効です。
手足口病
手のひら・足のうらと口の中の粘膜に水ぶくれや口内炎が出現する夏に多いウイルス感染症です。口の中の痛みで食事・水分がとりにくくなることがあります。
溶連菌感染症
のどの強い痛み・発熱とともに細かい赤い発疹が体全体に広がります。発疹は紙やすり様と形容されます。舌がいちごのように赤くなる「いちご舌」も特徴です。抗菌薬による治療が必要です。
とびひ(伝染性膿痂疹)
虫刺されや湿疹をかき壊した傷口から細菌が入り込み、薄い水ぶくれやジュクジュクした発疹が広がります。触れることで身体の他の部位や人にも広がるため、早めの受診・治療が大切です。
じんましん
虫刺されや地図のように盛り上がる膨疹が突然出現します。数時間で消えたり、また別の場所に出現したりすることがあります。原因は多岐にわたり、はっきりしないことも多いです。繰り返す場合は何らかのアレルギーや慢性じんましんの可能性があります。じんましんと同時に咳や呼吸困難、嘔吐や腹痛、活気低下などが急激に出現するときはアナフィラキシーの可能性がありますので早めに受診しましょう。
水いぼ(伝染性軟属腫)
伝染性軟属腫ウイルスに感染して、小さな半球状のいぼが皮膚に現れます。かき壊すと皮膚のほかの部位に広がります。自然に治りますが、半年から1年くらいかかることもあります。数が増えてくる場合などは積極的に治療を行うこともあります。
川崎病
発疹は川崎病の主要な症状のひとつです。高熱、目の充血、唇やのどの赤み、手足の先端の赤み・腫れ、首のリンパ節の腫れなどが同時にみられているときは川崎病の可能性があります。
湿疹とは、皮膚に炎症が起きて(皮膚炎)、赤みやぶつぶつが現れた状態のことです。慢性的に繰り返すかゆみを伴う湿疹が特徴的な部位に見られている場合は、アトピー性皮膚炎の可能性があります。
アトピー性皮膚炎
強いかゆみを伴う湿疹が、顔・首・ひじやひざの内側などの特徴的な部位に繰り返し現れる慢性の皮膚疾患です。皮膚のバリア機能が低下して、乾燥・汗・ダニ・食物などに反応しやすくなっています。乳幼児期から発症することが多いです。治療の3本柱は「保湿」「炎症を抑える薬(ステロイド外用薬など)」「悪化因子を避ける」です。ステロイド外用薬は正しく使えば安全性・効果の高い薬です。
乳児脂漏性皮膚炎
生後2週ごろから顔・頭部に現れる湿疹です。皮脂の分泌過多や一時的な皮膚の常在菌の増殖が原因と言われています。入浴時に乳児用のシャンプー・石鹸を使用して、なでるように汚れや皮脂を洗い流します。強くこするのは止めましょう。入浴後は保湿剤を塗布して乾燥を防ぎます。適切なスキンケアで徐々に改善しますが、長引く場合はご受診ください。
接触性皮膚炎
(かぶれ)
酸や虫の毒液、洗剤やおむつ(便)などの刺激性の物質が皮膚について起こる皮膚炎の場合と、アクセサリーや化粧品などの抗原物質が繰り返し皮膚に接触しているうちにやがて皮膚炎を発生する場合があります。原因物質を特定して回避することが最も重要です。治療は炎症を抑えるステロイドの外用薬を塗布します。
皮膚のかゆみはアレルギー・感染症・乾燥・虫刺されなど様々な原因で起こります。「かく→悪化する」という悪循環を断つためにも、早めのケアと適切な治療が大切です。
乾燥肌
(ドライスキン)
子どもの皮膚は薄くデリケートなため乾燥しやすく、かゆみが起きやすくなっています。特に冬や空調の効いた室内では乾燥が激しくなります。毎日の保湿が予防・改善の基本です。
虫刺され
蚊・ダニ・ブヨなどに刺されると赤み・腫れ・かゆみが起きます。子どもは大人より症状が強く出やすい傾向があります。刺される虫によって発疹の性状や部位に違いがあります。
あせも
汗をかいたあとに首まわり・わきの下・おむつが当たる部分などに赤いぶつぶつが集まって出現します。汗が分泌される汗腺が詰まることで起こるので、通気性のよい衣類・こまめな着替え・清潔ケアが予防と改善につながります。広範囲のときはステロイド軟膏を塗ると効果があります。
アトピー性皮膚炎
強いかゆみを伴う湿疹が、顔・首・ひじやひざの内側などの特徴的な部位に繰り返し現れる慢性の皮膚疾患です。皮膚のバリア機能が低下して、乾燥・汗・ダニ・食物などに反応しやすくなっています。乳幼児期から発症することが多いです。治療の3本柱は「保湿」「炎症を抑える薬(ステロイド外用薬など)」「悪化因子を避ける」です。ステロイド外用薬は正しく使えば安全性・効果の高い薬です。
じんましん
皮膚が一時的にむくんで、虫刺されや地図のように盛り上がる膨疹が突然出現します。数時間で消えたり、また別の場所に出現したりすることがあります。原因は多岐にわたり、はっきりしないことも多いです。繰り返す場合は何らかのアレルギーや慢性じんましんの可能性があります。じんましんと同時に咳や呼吸困難、嘔吐や腹痛、活気低下などが急激に出現するときはアナフィラキシーの可能性があります。迅速に受診しましょう。
疥癬(かいせん)
ヒゼンダニという小さなダニが皮膚に寄生して起こる病気です。夜間に特に強まる激しいかゆみと、指の間・手首・お腹まわりへの赤いぶつぶつが特徴です。家族内感染も起こるため、疑わしい場合は早めにご受診ください。
皮膚掻痒症
皮膚自体に発疹などの異常がないのにかゆみが続く状態です。小児では皮膚乾燥(ドライスキン)が原因のことがほとんどですが、まれに肝機能障害、甲状腺機能異常、糖尿病などの全身性疾患でかゆみが起こることがあります。
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